J-REITの負債コストの動向と先行き

REIT投資顧問部 上席主任研究員   堀 明希子

要約・概要

  • J-REITの有利子負債の平均利率は2026年6月末で1.05%と、2014年以来の水準に上昇している。
  • 2026年上期の長期借入金について、変動金利比率を67%と過半に高め、借入年限を5.3年と短縮を継続しても、調達利率は1.59%に上昇した。
  • 有利子負債全体の平均利率上昇幅は銘柄によって差が大きく、変動金利比率が低く、残存年数が長いほど小さい傾向が確認できる。
  • 調達分と返済分の利率差は大きく、追加利上げの可能性も踏まえると、今後J-REITの有利子負債の平均利率は過去最高だった2010年3月末の1.69%を上回って上昇していくことが想定される。

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